この作品は18歳未満閲覧禁止です
君が眠りから覚めるまで
第1章 song1
脱兎の如く駆け抜けて塀によじ登り、ソヌの身体を最後から抱き竦める。
「…え?」
驚きに満ちたソヌの美しい顔が振り返る。
「バカ!早まるなって!あんな奴のために死ぬな!」
「ソンフニョン?」
「あんなくそみたいな奴のために死んでどうするんだよ!
寂しいからか?
なら、俺がいてやる!!俺がいてやるから!!」
…死ぬな…
身体を揺さぶった拍子に靴底が滑った。
…やべ…
「ヒョン!危ない!」
ソヌの白い手がソンフンの腕を引き上げる。