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ハートのエース
第2章 ハートのジャック2
自分の家のようにふつうに玄関を開け
「お邪魔します~」
といつものように家に入った。

あたしの部屋まで手をつないだまま着いてきたヒロくんは
部屋に入るとやっと手を離して
ベッドに座った。

「ちょっと!ヒロくん。着替えるから出て行ってよ」

「なんで?オレの前で着替えればいいじゃん」

「無理!何言ってんの!」

自分でもわかるぐらい真っ赤になったあたしは
この前のエッチを思い出して
さらに赤くなった。

「赤くなって。この前のエッチを思い出しちゃった?」

ゆっくりとベッドから立ち上がって
あたしの方に歩いてくるヒロくんが
あたしの知ってるヒロくんじゃないみたいで怖い・・・

一歩後ろに下がったあたしを見て
ヒロくんは悲しそうに笑った。

「ナオの嫌がることはしない。約束する。
だから、オレを怖がらないで?」




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