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ハートのエース
第2章 ハートのジャック2
「ちょっと!あたし、ヒロくんのやってることの意味がわからないよ」
「ん~・・・ま、色々な。大人には事情がある」
「今日はお兄ちゃんは?」
「マサ?火曜日だからバイトじゃね?」
「え?お兄ちゃんがいないのにうちに来るの?」
うちに来るといったヒロくんと一緒に電車に乗って
二人で歩いて家に向かった。
「ほら」
と、みんなの前で差し出された手の意味を
一瞬考えていたら
「ほら。手」
ともう一度催促された。
女子はそんな行動1つにも
きゃぁきゃぁ煩かったけど
ダイスケのあの冷めた目があたしの頭にこびりついて離れない。
そんな風につながれた手は
改札を通っても
電車に乗っても離れることはなくて
もうすぐ家に着く路地になっても
つながれたままだった。
「マサに用事はないから」
「ん~・・・ま、色々な。大人には事情がある」
「今日はお兄ちゃんは?」
「マサ?火曜日だからバイトじゃね?」
「え?お兄ちゃんがいないのにうちに来るの?」
うちに来るといったヒロくんと一緒に電車に乗って
二人で歩いて家に向かった。
「ほら」
と、みんなの前で差し出された手の意味を
一瞬考えていたら
「ほら。手」
ともう一度催促された。
女子はそんな行動1つにも
きゃぁきゃぁ煩かったけど
ダイスケのあの冷めた目があたしの頭にこびりついて離れない。
そんな風につながれた手は
改札を通っても
電車に乗っても離れることはなくて
もうすぐ家に着く路地になっても
つながれたままだった。
「マサに用事はないから」