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第2章 ハートのジャック２

「こんなふうに痴漢に触られてもいいんだ？」

ゆっくりと指が上に上がってくる。
太ももの内側をゆっくりとなで上げて
反対側の足に愛撫が移る。

あたしは下着の上から触って欲しくなって
軽く腰をねじった。

「どうした？ナオは痴漢されて感じちゃうの？」

そんな言葉がショックで
ヒロくんのシャツにくっつけていた顔を上に向けて
フルフルと首を振って抗議した。

「涙目で見てもダメ。そんな顔で見たら痴漢はもっと深くするよ？
本当はこんなこともして欲しいんじゃないの？」

腰を抱いていたヒロくんの手が制服の上からあたしの胸を揉みしだいた。
せ・・制服の上からでもヒロくんの手が熱い。

夏休み前の夏服は薄くてヒロくんの手が大きいのさえよくわかるよ・・・