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ハートのエース
第3章 ダイヤのクイーン
「ダイスケ、ごめん。具合悪い。
今日は帰って」
そう言ってあたしは急いでリビングを出た。
バタバタっと階段を上ると
力の限り自分の部屋のドアを閉めた。
あたしの心が遮断されるように
もう何も考えたくない。
ベッドの布団に潜って声を殺す。
昨日の寝不足と
昨日の泣きすぎと
今の混乱で頭が痛い。
あたしは、そのまま意識を手放した。
どれぐらい時間が経った時か
ベッドが軋む音で
うっすらと意識を取り戻す。
「おにーちゃん・・・」
ああ、制服のスカートしわくちゃだな。
そんなことが思えるんだから
あたしはまだどこかで冷静らしい。
今日は帰って」
そう言ってあたしは急いでリビングを出た。
バタバタっと階段を上ると
力の限り自分の部屋のドアを閉めた。
あたしの心が遮断されるように
もう何も考えたくない。
ベッドの布団に潜って声を殺す。
昨日の寝不足と
昨日の泣きすぎと
今の混乱で頭が痛い。
あたしは、そのまま意識を手放した。
どれぐらい時間が経った時か
ベッドが軋む音で
うっすらと意識を取り戻す。
「おにーちゃん・・・」
ああ、制服のスカートしわくちゃだな。
そんなことが思えるんだから
あたしはまだどこかで冷静らしい。