この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ハートのエース
第4章 ハートのクイーン
「付き合わない。
付き合うはずがない。
お兄ちゃん、出てってよ!」
布団をかぶり直して
涙が出ないようにギュッと目をつぶった。
そんなあたしに
バタン!
ドスドス!
と、それこそ漫画のような効果音が聞こえてきて
いきなりあたしの部屋のドアが開く音がする。
「ナオ!!!」
怒りを含んだその声が
あたしの心臓を貫いた。
あたしに・・・執着しないで欲しい。
あたしより綺麗な人は大学にたくさんいるはずだし
その人たちはエッチだって慣れてるはず。
なんであたしに構うの?
ほっといて。
あたしは・・・
「恋愛」がしたいの。
デートがしたいの。
ドキドキしたい。
好きだって言われたい。
ヒロくんとじゃ、それは無理だって
わかったから。
もっと遊び慣れた女の人と遊んでよ・・・
付き合うはずがない。
お兄ちゃん、出てってよ!」
布団をかぶり直して
涙が出ないようにギュッと目をつぶった。
そんなあたしに
バタン!
ドスドス!
と、それこそ漫画のような効果音が聞こえてきて
いきなりあたしの部屋のドアが開く音がする。
「ナオ!!!」
怒りを含んだその声が
あたしの心臓を貫いた。
あたしに・・・執着しないで欲しい。
あたしより綺麗な人は大学にたくさんいるはずだし
その人たちはエッチだって慣れてるはず。
なんであたしに構うの?
ほっといて。
あたしは・・・
「恋愛」がしたいの。
デートがしたいの。
ドキドキしたい。
好きだって言われたい。
ヒロくんとじゃ、それは無理だって
わかったから。
もっと遊び慣れた女の人と遊んでよ・・・