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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第7章 名前呼びとすれ違い
☆☆☆
1月28日、なんだかんだあって私は怪談男こと岸田素直から告白(?)を受けて、晴れてカップルとなった・・・わけである。
とは言え、突然、何かが大きく変わるわけではない。
いつも通り金曜日には夕食をともにして(ちなみに私の希望でタイ料理♡)、ふたりとも仕事がなかった土曜日は駅で待ち合わせて映画を見に行った。
そしてその後は、街をブラブラしてちょっとした買い物をしたりと、なんということのないデートを楽しんだ。
『岸田さん・・・この帽子、どう思います?
『似合うと思いますよ。』
『軽部さん、ランチ、パスタとかどうですか?』
『あ・・・うん、いいと、思います。』
・・・
岸田さん・・・
軽部さん・・・
う、うーん・・・
夢の中の、あの甘い会話が脳内にリフレインしてくる。
『おっせーぞ、ゆら』
『ごめんなさい、素直さん』
『ゆら』
『素直さん・・・』
そして、そして・・・ああ!ダメよっ!
こんな昼間っから、人がたくさん見てるのに・・・
ちゅ・・・ちゅう・・・だなんて・・・♡
きゃあ、なんて恥ずかしさに悶えているところに、朝の番組が7時の時報を告げてきた。
「ぎゃ!・・・やば、遅刻する!!」
私は急いでコーヒーを飲み下すと、バタバタと机の上を片付けた。
しかし、化粧をしながら思うのは、やっぱり今朝の夢のことだった。
名前・・・呼んでほしいな・・・
それが、軽部ゆら、35歳
私が今、直面している、乙女の悩み・・・だった。
1月28日、なんだかんだあって私は怪談男こと岸田素直から告白(?)を受けて、晴れてカップルとなった・・・わけである。
とは言え、突然、何かが大きく変わるわけではない。
いつも通り金曜日には夕食をともにして(ちなみに私の希望でタイ料理♡)、ふたりとも仕事がなかった土曜日は駅で待ち合わせて映画を見に行った。
そしてその後は、街をブラブラしてちょっとした買い物をしたりと、なんということのないデートを楽しんだ。
『岸田さん・・・この帽子、どう思います?
『似合うと思いますよ。』
『軽部さん、ランチ、パスタとかどうですか?』
『あ・・・うん、いいと、思います。』
・・・
岸田さん・・・
軽部さん・・・
う、うーん・・・
夢の中の、あの甘い会話が脳内にリフレインしてくる。
『おっせーぞ、ゆら』
『ごめんなさい、素直さん』
『ゆら』
『素直さん・・・』
そして、そして・・・ああ!ダメよっ!
こんな昼間っから、人がたくさん見てるのに・・・
ちゅ・・・ちゅう・・・だなんて・・・♡
きゃあ、なんて恥ずかしさに悶えているところに、朝の番組が7時の時報を告げてきた。
「ぎゃ!・・・やば、遅刻する!!」
私は急いでコーヒーを飲み下すと、バタバタと机の上を片付けた。
しかし、化粧をしながら思うのは、やっぱり今朝の夢のことだった。
名前・・・呼んでほしいな・・・
それが、軽部ゆら、35歳
私が今、直面している、乙女の悩み・・・だった。

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