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蜜:禁断の温室
第1章 ​第1章:強制受粉
バイオジェン社の地下研究所、無機質な廊下に電子ロックの解除音が乾いた音を立てて響いた。アリス教授は神経質な手つきで鼻の上の眼鏡を押し上げ、データパッドを胸に抱きしめた。「第4セクター」は、セキュリティレベル・アルファを持つ者以外、何人たりとも立ち入り禁止の領域だ。そこには「被検体ローズ」がいる。隕石から回収された、植物と人間のハイブリッド種だ。
​アリスがコードを打ち込むと、油圧式の音と共にドアが開いた。その瞬間、彼女は圧倒された。温室から漏れ出たのは空気ではない。それはまるで、巨大な獣の吐息だった。ねっとりと重く、熱を帯びた湿気が顔を打ち、眼鏡のレンズを白く曇らせた。そして強烈な臭気――蜂蜜と生肉を腐らせたような、甘ったるく、脳を痺れさせるような芳香が鼻孔を侵した。
​「換気システム出力40%か……」アリスは呟きながら足を踏み入れた。背後でドアが閉まり、人工のジャングルの中に閉じ込められる。強化ガラスのドームの中央、発光する苔に囲まれた場所に、彼女はいた。
ローズだ。
睡蓮に似た肉厚の花弁をベッドにし、その中に身を横たえている。ローズは人間の女性の姿をしていたが、その肌は青白く脈打つ植物組織でできていた。髪は花弁と繊維で構成され、イソギンチャクのように揺らめいている。彼女は全裸だった。豊満な乳房の先には真紅の蕾のような乳首があり、大きく開かれた太腿の間には、琥珀色の液体を滴らせる湿った裂け目があった。
​「被検体、休眠状態を確認」アリスは震える声で記録した。「これより樹液の採取を行う」
彼女は花のベッドに近づいた。熱気が息苦しい。背中を汗が伝う。体の感覚がおかしい。下腹部の奥から熱い痺れが広がり、毒のように血管を巡っていく。
(フェロモンだ……濃度が高すぎる!)
アリスがよろめきながら一歩踏み出した、その時だった。ローズが目を見開いた。そこにあるのは、人間性を欠いた、発光する葉緑素の瞳だった。
「おまえ……」
ローズの声は音ではなく、アリスの子宮に直接響く振動だった。
「おまえ……肥沃だ」
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