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センセイと課外授業
第8章 家庭訪問
「なんか離れすぎてたから。」
「う、え、あ…」
そんなに近いわけでわない。
普通に男友達と座るくらいの距離なのに、心臓がバクバクして死にそうだ。
「早く学校行きたいわ。」
「う、うん。は、早く、学校来て…欲しい…な。」
(って…私、何大胆なこと言ってんのおぉぉぉ⁈)
自分の咄嗟のセリフに焦る。
背中に汗が流れた。
「み、みんな思ってるよ!だって、トシ君は人気者で、クラスの中心で…」
誤魔化すように早口でまくし立てる。
「ありがとう。」
パニックになりながら、顔を上げるとトシ君が顔をほんのり赤くして笑っていた。