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センセイと課外授業
第13章 好きって
私の言葉に、トシくんは腰を激しくふってぴたりととまった。
「っく…」
奥のほうで、ゴム越しにぴゅっぴゅっぴゅと吐き出された精液の勢いを感じながら、のしかかってきたトシくんの背中を少し撫でた。
「あ…」
起き上がったトシくんが小さく声を漏らした。
「どうしたの?」
けだるさを抱えたままの私が彼を見上げながら尋ねると、困ったような顔をして何かを指でなぞってから、私に見せた。
「血…ゴムに…」
「あっ、ご、ごめ…」
私が思わず謝ると、トシくんがチュッとキスして微笑んだ。
「ありがとう。」
「えっ…?」
「初めての相手でうれしい。」
「っ…」
顔が熱くなる。
こんなことをいわれてうれしくない女の子はいないと思った。
服を着替え終えてお互いまた改めて向かい合うと、なんだか照れくさい。
「カナ…」
「うん?」
「これからも、よろしくね。」
「…うん。」
かしこまって言う彼は顔を真っ赤にしてから、「な、なに言ってんだ俺!」と顔を真っ赤にした。
そんな彼を見ているとすごくうれしくて、楽しくて、他の人のことなんて頭になくて。
もちろん先生のことも、その時は頭になかったーーー