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センセイと課外授業
第14章 平穏と雑音
「さよーならぁ〜」
「さようなら。」
あれから数日経った放課後。
「かな、ごめん今日部活のミーティング入って、遅くなりそう…」
「あ、いいよ、待ってようか?」
「えっ、けどおそいよ?いいの?」
「うん、別に予定ないし…」
私が答えるとトシくんは笑顔になった。
「そろそろ地区大会で忙しくなるから、ほんとはできるだけ一緒に帰れたらなって思ってたんだ。たぶん18時には終わると思う!ありがと!」
トシくんはそういうと、速攻終わらせるから!と言いながら教室を出て行った。
「ほーほー、お熱いねぇ。」
「り、りなっ」
カバンを肩にかけてニヤニヤとリナが近づいてきた。
「そ、そんなことないよ。」