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夜来香 〜若叔母と甥、禁忌の果て〜(改訂版)
第11章 一線
「陽翔は寝る時暗い派?……」
「うん、寝る時は真っ暗だけどまだ眠くないよ…」
「そ、その壁のスイッチ切ってこっちにおいで……」
どうやら勉強というわけではないらしい。
スイッチを押すと天井の照明が落ちた。
それでも壁際に置かれた間接照明のお陰で部屋はそれほど暗くはならなかった。
言われるがままにベッドに上がって寝転がる。
叔母がタオルケットを持ち上げて一緒に腰にかけてくれる。
大きなベッドだった。
枕も横長で二人が頭を預けるにはじゅうぶんで向き合っても互いの顔はよく見えた。
結奈も陽翔と向き合いながら真っ直ぐに見つめた。 ベッドに横たわり一枚のタオルケットをかけていても身体は少しだけ距離を取っていた。
「…ねぇ、陽翔…陽翔は私と……セックスしたいんだよね?……」
ストレートに口にしていた。
陽翔の頭が見つめたまま少し持ち上がった。
そのまま肘をつくように上体を起こしていく。
陽翔は結奈を見下ろすような格好で答えていく。
「……したいっ……したいよっ……」
「いいよ……でもほんとに私が最初の女でいいの?……」
結奈は自分を滑稽だと思った。
取って付けたような台詞に辟易してしまう。
でも、他に思いつかなかったから仕方がない。
「嫌なはずないよ…結奈さん聞いてほしいことがあって…引かないでね?…」
陽翔は思い詰めた表情をしている。
結奈も身を起こした。
タオルケットで下半身を隠したまま、ヘッドレストに背中を預ける。
【やっぱりこうなるよね…】
したいからやるみたいなノリにはならないようだ。
「引かないけど……」
叔母はぼそりと呟いた。
今しかないと想いをぶつけていく。
「僕ね…結奈さんのことが好きなんだ…」
驚きはしない。
薄々というか、これまでもそうなんだと思わせる言動は何度もあったのだから。
【私もやっぱり向き合わなくちゃだめだよね……】
甥っ子と過ごしてきた2ヶ月以上の時間は少なからず結奈の気持ちも変化させていた。
「私もね……ふぅ……陽翔のことは好きだよ……」
息を吐きながら口にしていく。
次はなんと言葉を続けたらいいのか解らない。
でも言葉を紡いでいった。

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