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夜来香 〜若叔母と甥、禁忌の果て〜(改訂版)
第19章 懺悔
「はぁっ……なんだったの……」
とにかく今のうちに帰ろうと足早にマンションへと向かった。
マンションの前には誰かいる様子もない。
キョロキョロとしながら入っていく。
外を見ながらオートロックを解錠して…エレベーターに乗り込むと、結奈はようやく緊張を解いた。
部屋に入ると灯りを点ける。
ソファに崩れるように座り込み、また深い息を吐いた。
【たしかに私の名前を呼んだ……】
過ったのは飯田健人の顔だった。
健人からの連絡はあれからない。
【LINEをブロックしてあるから?…その腹いせに誰か雇った?…いや、どんなに捻くれたガキだとしてもそこまでする…できるのだろうか?……】
そんな自問自答を繰り返す。
5分…10分はソファから動けなかった。
嫌な汗が冷えてきた。
【シャワー浴びなきゃ……】
カーテンはレースのままだった。
遮光カーテンを閉めて買ってきたビールを冷蔵庫に片付ける。
ついでにミネラルウォーターをがぶ飲みして浴室へと向かっていった。
「はい、5階ね…住居特定……おい、帰るぞ…小野…」
「あれ?…犯すんじゃないの?…」
「アホか…お前が逃がしたんだろうが…」
「そっか…すんません…」
小野と呼ばれた男はボリボリと頭を掻いた。
【ようやく見つけた…なかなか藤沢くん家に来ないからどうしようかと思ったじゃないか…待ってろよ…神埼結奈…】
岩田亮治は夏の現場を終えてこの街に戻ってきていた。

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