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夜来香 〜若叔母と甥、禁忌の果て〜(改訂版)
第19章 懺悔
「この前も言っただろ…ちゃんと説明してやるよ…」
【だめだ…もうコイツは俺のもんだ…笑いが抑えきれん…】
「知らないって…あんた達なんか知らないって言ってんだろっ…離せって…」
「くくっ…おとなしくしろって…藤沢陽翔くん…知らないわけないよな?…」
「えっ……」
結奈は凍りついた。
もがいた身体をただ強ばらせる。
「お前達…ほんとになんなんだよ……」
「だから説明してやるって言ってるだろ…」
「健人ってヤツに頼まれたのか?…」
結奈はそれしか思いつかなかった。
「はぁ?…誰だ、そいつ…」
男はポケットからスマホを取り出すと、見せつけてきた。
【ぁぁ…またか…結局こういうことになる……】
どこで手に入れたか知らないがその画像には結奈と陽翔が写っていた。
スマホには女が乳房を晒して、少年が顔を寄せている写真が写っていた。
陽翔の顔は横顔で言われないと誰だか解らないかもしれない。
女は眼鏡をかけているが間違いなく結奈だった。
でも少し画像が荒い。
【盗撮…これ陽翔の部屋の窓だ……】
はっきりと覚えている。
陽翔にご褒美をあげている写真。
【なんでこいつがこんな写真を?……】
羽交い締めにする男が教えてくれた。
「あんた…家庭教師なんだろ?…お姉さん知ってるの?…妹と自分の息子がこんなことしてるってなぁ?…」
【なんでそこまで知ってるの?……】
結奈は愕然とし寒気を憶えた。
そして男は尚も続ける。
「これさぁ…動画で撮ってんだわ…陽翔くんがあんたのこの綺麗な顔にぶっかけたとこまで撮れてるんだよ…切り取って何十枚も写真にしてあるわけ…」
耳許の男の声は笑いを圧し殺すように震えている。
ゾッとして、逃げられないと悟った。
誰の思惑、差し金とかもう関係ない。
でも…
男は暴れないことを覚ったのか、腕の力を弱めた。 結奈は肘を浮かせて密着する男の腹に打ち下ろす。
「おい、いってぇな…」
効いてない。
男の腹に肘が刺さった気がしなかった。
「まだ逃げれると思ってんのか?…」
思ってないけど認めるはずもない。
どうせこの手の目的は解っている。
飯田健人の時と同じなんだろうと…。

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