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夜来香 〜若叔母と甥、禁忌の果て〜(改訂版)
第19章 懺悔
【今時こんな部屋……ほんと最悪……】
部屋の真ん中には丸い大きなベッド。
その上に沢山のスイッチのついたパネルがある。
ソファにテーブル…ベッドの向こうにはガラス張りの浴室が見えていた。
そして部屋全体がなんだかじめっとしていて気色が悪い。
「小野…お前は風呂に湯を張っておけ…」
結奈はそのやり取りを聞きながら部屋のなるべく隅に立ち尽くしていた。
「結奈…こっちにきて座れよ…先ずは話からだ…」
男は運転する必要がないのだろう、備え付けの冷蔵庫からビールを取り出しグビグビと喉を鳴らした。
「名前…呼ばないで……」
男はソファに腰を下ろしてニヤニヤとしている。
「だったらなんて呼べばいいんだ?…カテキョプレイをここでもするか?…ふんっ…先生って呼んで欲しいのか?…」
「バカにしないでっ…今夜だけなんだから名前なんてどうでもいいでしょっ……」
「バカにしてるのはそっちだろ…残念ながらそっちの要求は却下だ……弱みを握って犯して終わり?…そんなわけないだろ…こっちがあんたを手放す理由がどこにあるんだ?…」
「兄貴…お風呂溜めてるよ…」
背後に背の高い大男が立つと、ソファに逃げるように座り込んだ。
ソファといっても小さな一人掛けソファと小さな丸テーブルがあるだけ。
結奈は主犯格の男と向き合い、初めてまともに顔を見た。
明らかにずっと歳上の男。
顔には深い皺が刻まれ、四六時中陽に晒されているのか茶褐色の肌色をしている。
太い首、盛り上がった筋肉にTシャツが張りついていた。
肉体労働系の仕事なんだろうと容易に想像がつく。 肘鉄が効かないわけだ。
「小野…もういいぞ…迎えの電話入れる迄どっかに行ってろ…」
その言葉に結奈は少し胸を撫で下ろした。
一人ならなんとかなるかもしれない。
これだけのことを企んだのだ、きっと男しての自信はあるのだろう。
そうでなければもう一人を帰したりはしない。
【でも…私だっておとなしいだけの女じゃない……】
「え?…そうなの?…なんだ俺もできると思ったのに…」
大男の方は抑揚のない喋り方をする。
どこか抜けてる印象だった。
それでも兄貴分の言うことは絶対なのだろう、返事をして部屋を出ていった。

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