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エロ本を拾っただけなのに
第1章 《白い封筒》
部屋のドアを閉めると、優香はリュックを下ろした。
「はぁ、はぁ……」
乱れる呼吸を整えながら、ドアの鍵がかかっていることを再確認する。
震える手でリュックから取り出したのは、白い封筒だった。
その中に入っていたのは、一冊の雑誌だった。
(これが、あの……)
表紙を見ているだけで、優香は顔が火照っていくのを感じていた。
◇
彼女の名は桂木優香(かつらぎ ゆうか)。
高校に入学したばかりの、まだあどけなさの残る少女だ。
彼女が凝視していたのはアダルト雑誌――いわゆるエロ本だった。
スマホが普及し、現物を目にすることが稀になった昨今において、優香がそれを手に取るのは初めての経験だった。
高校入学後、優香はソフトテニス部に入部した。
中学から3年間続けていたこともあり、高校でも同じように励むつもりだった。
ただ、中学時代とは違い、高校の練習は質も量も桁違いだった。
当然、帰宅時間は遅くなる。
そんなときは通学路に面した小さな公園を近道として利用していた。
本来は隣接するマンションの住民専用なのだが、疲労が溜まっている優香は、なかば無意識にそこを通り抜けていたのだ。
あの日も先輩たちの自主練習に付き合わされ、帰りは夜遅くになってしまった。
(通らせてもらいますね~)
いつものように心の中で断りを入れ、薄暗い公園を足早に抜けようとした、その時だった。
(あれ?)
一つしかないベンチの上に、何かが置かれていることに気づいた。
無視して通り過ぎることもできたが、なんとなく気になって近寄ってみる。
そこにはA4サイズほどの白い封筒がポツンと置かれていた。
とりあえず確かめようと手に取ると、ずしりとした本の重みが伝わってくる。
(本? それとも書類?)
もし封がされていれば、そのまま立ち去ったかもしれない。
しかし、その封筒は封が開いたままになっていた。
中身を見れば、持ち主の手がかりがあるかもしれない。
そんな善意から、優香は封筒の中身をゆっくりと引き出した。
「えっ……!?」
「はぁ、はぁ……」
乱れる呼吸を整えながら、ドアの鍵がかかっていることを再確認する。
震える手でリュックから取り出したのは、白い封筒だった。
その中に入っていたのは、一冊の雑誌だった。
(これが、あの……)
表紙を見ているだけで、優香は顔が火照っていくのを感じていた。
◇
彼女の名は桂木優香(かつらぎ ゆうか)。
高校に入学したばかりの、まだあどけなさの残る少女だ。
彼女が凝視していたのはアダルト雑誌――いわゆるエロ本だった。
スマホが普及し、現物を目にすることが稀になった昨今において、優香がそれを手に取るのは初めての経験だった。
高校入学後、優香はソフトテニス部に入部した。
中学から3年間続けていたこともあり、高校でも同じように励むつもりだった。
ただ、中学時代とは違い、高校の練習は質も量も桁違いだった。
当然、帰宅時間は遅くなる。
そんなときは通学路に面した小さな公園を近道として利用していた。
本来は隣接するマンションの住民専用なのだが、疲労が溜まっている優香は、なかば無意識にそこを通り抜けていたのだ。
あの日も先輩たちの自主練習に付き合わされ、帰りは夜遅くになってしまった。
(通らせてもらいますね~)
いつものように心の中で断りを入れ、薄暗い公園を足早に抜けようとした、その時だった。
(あれ?)
一つしかないベンチの上に、何かが置かれていることに気づいた。
無視して通り過ぎることもできたが、なんとなく気になって近寄ってみる。
そこにはA4サイズほどの白い封筒がポツンと置かれていた。
とりあえず確かめようと手に取ると、ずしりとした本の重みが伝わってくる。
(本? それとも書類?)
もし封がされていれば、そのまま立ち去ったかもしれない。
しかし、その封筒は封が開いたままになっていた。
中身を見れば、持ち主の手がかりがあるかもしれない。
そんな善意から、優香は封筒の中身をゆっくりと引き出した。
「えっ……!?」

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