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エロ本を拾っただけなのに <女子高生・優香>
第31章 《打算と祝福》
季節は巡り、秋風が心地よく吹き抜ける頃。
優香は妊娠5ヶ月を迎え、ようやくつわりも治まって安定期に入っていた。少しだけふっくらとし始めたお腹を労りながら、優香は純白のウェディングドレスに身を包んでいた。
都内の小さなチャペルで開かれたのは、ごくごく身内だけのささやかな結婚式だった。
参列者は、マンションのオーナーである聡の両親、優香の母である香代子、そして、高校時代から大学までずっと一緒だった優香の親友2名だけ。
「優香、本当におめでとう! ……でも、旦那さんがこんなに大人で素敵な人だったなんて、びっくりしちゃった」
「ほんとほんと。部活で真っ黒だった優香が、あんなに綺麗なお嫁さんになるなんてね。末長くお幸せに!」
親友たちは、聡と優香の圧倒的な年齢差に最初は目を丸くしていたが、聡のスマートなエスコートと、何より優香自身の満ち足りた笑顔を見て、心からの祝福の言葉を贈ってくれた。
チャペルの祭壇の前。タキシード姿の聡が、優香のヴェールを静かにたくし上げる。
「綺麗だ、優香。俺の妻になってくれて、ありがとう」
「……聡さん」
誓いのキス。
かつて、暗い部屋でコンドーム越しに味わっていた彼の唇が、今は神聖な光の中で、永遠の愛を誓う印として優香の唇に重なった。
参列席では、聡の両親が目を細めて拍手を送り、香代子がハンカチで涙を拭っている。
そこにはもう、怪しげな封筒や、監視モニターから始まった歪な関係の影はない。優香は、世界で一番頼もしい絶対的な庇護者を得て、彼にすべてをゆだねる「妻」としての新しい人生を、この日、静かに、そして確実に歩み始めたのだった。
優香は妊娠5ヶ月を迎え、ようやくつわりも治まって安定期に入っていた。少しだけふっくらとし始めたお腹を労りながら、優香は純白のウェディングドレスに身を包んでいた。
都内の小さなチャペルで開かれたのは、ごくごく身内だけのささやかな結婚式だった。
参列者は、マンションのオーナーである聡の両親、優香の母である香代子、そして、高校時代から大学までずっと一緒だった優香の親友2名だけ。
「優香、本当におめでとう! ……でも、旦那さんがこんなに大人で素敵な人だったなんて、びっくりしちゃった」
「ほんとほんと。部活で真っ黒だった優香が、あんなに綺麗なお嫁さんになるなんてね。末長くお幸せに!」
親友たちは、聡と優香の圧倒的な年齢差に最初は目を丸くしていたが、聡のスマートなエスコートと、何より優香自身の満ち足りた笑顔を見て、心からの祝福の言葉を贈ってくれた。
チャペルの祭壇の前。タキシード姿の聡が、優香のヴェールを静かにたくし上げる。
「綺麗だ、優香。俺の妻になってくれて、ありがとう」
「……聡さん」
誓いのキス。
かつて、暗い部屋でコンドーム越しに味わっていた彼の唇が、今は神聖な光の中で、永遠の愛を誓う印として優香の唇に重なった。
参列席では、聡の両親が目を細めて拍手を送り、香代子がハンカチで涙を拭っている。
そこにはもう、怪しげな封筒や、監視モニターから始まった歪な関係の影はない。優香は、世界で一番頼もしい絶対的な庇護者を得て、彼にすべてをゆだねる「妻」としての新しい人生を、この日、静かに、そして確実に歩み始めたのだった。

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