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エロ本を拾っただけなのに <女子高生・優香>
第18章 《解かれた魔法》
翌日。聡はいつものようにベンチを確認した。昨日回収した手紙の返事はまだ出していないが、優香から追伸のメモが入っていることはよくあることだ。
回収したメモを開いた聡は、眉をひそめた。そこには、震える文字で唐突な別れが記されていた。
『聡さん、ごめんなさい。
私、ずっと悩んでいたことがあって……。
進路のことです。
星嶺女子大にそのまま上がるか、他県の国立大を受けるか迷っていました。
でも、やっぱり自分の力を試したくて、国立大を目指すことに決めました。
合格したら、遠くの街へ引っ越すことになります。
遠距離恋愛なんて、寂しがり屋の私には耐えられそうにありません。
だから……もう、終わりにしたいです。
18歳の誕生日も、会えません。ごめんなさい』
「……は?」
聡はメモを持つ手が震えるのを感じた。何を言っているんだ。昨日の手紙では、あんなに会いたがっていたじゃないか。国立大? そんな話、2年半の間で1度も聞いていない。今の彼女の成績なら星嶺大への推薦が確実だし、彼女は僕から離れられるような精神状態じゃないはずだ。
「おかしい……。急すぎる。なんでだ?」
嫌な汗が背中を伝う。何かが起きた。僕の計算外の何かが。聡は転がるようにして905号室に戻り、パソコンの前に座った。昨日の公園の録画データを開く。
自分が手紙を回収した、昨日の夕方。画面の中に、手紙を取り、嬉しそうに去っていく自分の姿が映る。ここまでは問題ないはずだ。
回収したメモを開いた聡は、眉をひそめた。そこには、震える文字で唐突な別れが記されていた。
『聡さん、ごめんなさい。
私、ずっと悩んでいたことがあって……。
進路のことです。
星嶺女子大にそのまま上がるか、他県の国立大を受けるか迷っていました。
でも、やっぱり自分の力を試したくて、国立大を目指すことに決めました。
合格したら、遠くの街へ引っ越すことになります。
遠距離恋愛なんて、寂しがり屋の私には耐えられそうにありません。
だから……もう、終わりにしたいです。
18歳の誕生日も、会えません。ごめんなさい』
「……は?」
聡はメモを持つ手が震えるのを感じた。何を言っているんだ。昨日の手紙では、あんなに会いたがっていたじゃないか。国立大? そんな話、2年半の間で1度も聞いていない。今の彼女の成績なら星嶺大への推薦が確実だし、彼女は僕から離れられるような精神状態じゃないはずだ。
「おかしい……。急すぎる。なんでだ?」
嫌な汗が背中を伝う。何かが起きた。僕の計算外の何かが。聡は転がるようにして905号室に戻り、パソコンの前に座った。昨日の公園の録画データを開く。
自分が手紙を回収した、昨日の夕方。画面の中に、手紙を取り、嬉しそうに去っていく自分の姿が映る。ここまでは問題ないはずだ。

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