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海に漂う星屑のように
第5章 EXSTRA①〜Be my Valentine♪
「チョコありがとうよ。済まねえな。いくら慣れてるからって言っても、身体冷えるだろう?もう少し仕事があるから、中で待ってていいから・・・」
言ったが、陽菜多が首を振る。
「もうちょっとだけ、ここで一緒にいちゃだめ?」
くいと袖口を引っ張られ、俺達は横並びで横浜の夜の街を眺める。
「きれいだよね・・・」
「ん・・ああ・・・」
「ねえ」
「ん?」
「ちょっと・・・気障なこと言っていい?」
「なんだ?」
「さっきさ、寒いほうが星がよく見えるって言ったじゃん?」
「ああ」
「寒いとさ、空気がじっと止まっているんだよね。それで、星の光がまっすぐ届くんだ。宇宙の果てからの光が、俺んとこまでまっすぐ届く」
「そうなんだ」
「人も同じだった」
どういう意味だ?と思って彼の方を向くと、陽菜多はそのままキラキラとした街の光に目を向けている。
「寒いほうが、師月のあったかさが、まっすぐ伝わってきた」
そう言って、こっちを向くとにっこり笑った。
期せずして目が合う形になり、俺のほうがなんだか恥ずかしくなってしまった。不覚にも顔が赤くなるのを感じて、目を背けてしまう。
「確かに・・・気障だな」
そう言うのが精一杯・・・だった。
やっぱり気障だった?
こちらの胸のドキドキも知らないで、陽菜多が無邪気に笑い声を上げた。
本当に・・・こいつはっ!
さっき、受付で陽菜多に抱きつかれたのを不意に思い出した。
人の身体を温かいと感じたのは、いつぶりだったろうか。
こいつといると、なんだかいろんなものが溶かされていく。
そんな感じがした。
当の陽菜多自身は、きっと、俺の胸をここまでかき乱している自覚なんて、ねーんだろうけど・・・。
それがなんだかちょっと腹が立つというか、
やられっぱなしで悔しいというか、
なんだかそんな不思議な気持ちがむくむくと湧いてきてしまった。
「陽菜多」
「何?」
だから俺は、彼の名を呼ぶ。
今度はこっちの番だ。
突然呼ばれて、無防備に立つ彼をぎゅっと抱きしめる。
え?・・・と一瞬固くなる陽菜多の身体
そして・・・
「約束だ・・・守れよ?」
驚いたような顔をする彼
その顎をくいと少しだけ上げ、
深い・・・深い・・・
キスをしてやった
背後に広がる横浜の街明かりが
まるで海のように俺達を包んでいた。
言ったが、陽菜多が首を振る。
「もうちょっとだけ、ここで一緒にいちゃだめ?」
くいと袖口を引っ張られ、俺達は横並びで横浜の夜の街を眺める。
「きれいだよね・・・」
「ん・・ああ・・・」
「ねえ」
「ん?」
「ちょっと・・・気障なこと言っていい?」
「なんだ?」
「さっきさ、寒いほうが星がよく見えるって言ったじゃん?」
「ああ」
「寒いとさ、空気がじっと止まっているんだよね。それで、星の光がまっすぐ届くんだ。宇宙の果てからの光が、俺んとこまでまっすぐ届く」
「そうなんだ」
「人も同じだった」
どういう意味だ?と思って彼の方を向くと、陽菜多はそのままキラキラとした街の光に目を向けている。
「寒いほうが、師月のあったかさが、まっすぐ伝わってきた」
そう言って、こっちを向くとにっこり笑った。
期せずして目が合う形になり、俺のほうがなんだか恥ずかしくなってしまった。不覚にも顔が赤くなるのを感じて、目を背けてしまう。
「確かに・・・気障だな」
そう言うのが精一杯・・・だった。
やっぱり気障だった?
こちらの胸のドキドキも知らないで、陽菜多が無邪気に笑い声を上げた。
本当に・・・こいつはっ!
さっき、受付で陽菜多に抱きつかれたのを不意に思い出した。
人の身体を温かいと感じたのは、いつぶりだったろうか。
こいつといると、なんだかいろんなものが溶かされていく。
そんな感じがした。
当の陽菜多自身は、きっと、俺の胸をここまでかき乱している自覚なんて、ねーんだろうけど・・・。
それがなんだかちょっと腹が立つというか、
やられっぱなしで悔しいというか、
なんだかそんな不思議な気持ちがむくむくと湧いてきてしまった。
「陽菜多」
「何?」
だから俺は、彼の名を呼ぶ。
今度はこっちの番だ。
突然呼ばれて、無防備に立つ彼をぎゅっと抱きしめる。
え?・・・と一瞬固くなる陽菜多の身体
そして・・・
「約束だ・・・守れよ?」
驚いたような顔をする彼
その顎をくいと少しだけ上げ、
深い・・・深い・・・
キスをしてやった
背後に広がる横浜の街明かりが
まるで海のように俺達を包んでいた。

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