この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
夜空に煌めくアラベスク
第3章 ふたご座の女
「朝から元気なのね」
「朝だからですよ、おしっこをしてしまえば萎みますから」
「私も…おしっこしたい」
そう言って布団を跳ね退けると、自分も丸裸なのを思い出して、急に恥ずかしそうに手でおっぱいと股間を隠した。
「うふふ…なんか恥ずかしいよね…こうして素面(しらふ)で裸を見られのって…」
そう言って、昨夜の情事なんか無かったかのように顔を赤らめた。
夕べはあんなにお互いに味わい尽くしたのに?
あの性欲に飢えまくっていた彼女と別人のようで、可愛いと感じずにはいられない。
「で…どうする?」
「どうするって言うのは?」
「おしっこよ!どちらが先にトイレを使うのかってことよ」
それは上司である彩子に譲るのが本来のお約束だろうけど、正弘にしても限界に達していた。
やがて、二人に尿意が襲いかかってきて譲り合う状態ではなくなる。
「レディーファーストと行きたいところですが、あいにく僕も限界ですし…
どうでしょ、二人でバスルームで用を足してしまうと言うのは?」
「バスルームで?」
「ええ、後で流せば事は足りるはずですし…」
いいわ、面白そうじゃない。
そう言って彩子はバスルームに向かう。
冷静に考えれば、どちらかがトイレを使って、もう片方がバスルームを使えば何て事はなかったのだが、切羽詰まった二人にそこまで考えが及ばなかった。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


