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可愛い義弟と、ヒミツの惑溺愛
第1章 1
「透さん、いってらっしゃい」
「いってくるよ、莉子」

旦那を玄関まで見送って、いつも通りキスをした。

まずい。今日は二人で暮らすこの家に、もう一人家族が帰ってきているんだった。

見られたら恥ずかしいので、思わず後ろを振り返ったけど、誰も見ていない。
よかった。

「律は多分、久々に帰郷して疲れてるだろうし、しばらく寝てると思うよ。あいつは昔から朝弱いから」

私が後ろをうかがってるのを見て、弟思いの徹さんは、呆れたように微笑んだ。

ひとまわりも年が離れているんだもん。弟のこと、可愛くて仕方ないはずだよね。
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