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2026 人質交換を託された女 (中編)
第3章 レンガ
そして――
もう1つ、引っかかっていた。

本部との通話。

あのときの声。

吉村は、嘘をついていた。
言わされた言葉だった。

つまり――
彼女の言葉は、すべて裏を示している。
そう考えるべきだった。

そして――
ついに恐れていた事態が起きた。

彼女からの信号が、完全に途絶えた。

対策本部の、少し離れたテーブル。
本庁の捜査員たちが、低くざわめいている。

統制されたはずの空間に、
わずかな乱れが生じていた。

断片的に、声が耳に入る。

「旧姓……?」
「どっちだ……?」

白髪の捜査員は、ゆっくりと顔を上げた。
近くにいた若い捜査員を呼ぶ。

「……何が起きている」
短く、それだけを告げる。

「聞いてこい」
静かな声だった。

「はい……承知しました」

若い捜査員は足早に、そのテーブルへ向かっていった。
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