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『間違い』電話
第6章 『接近』
「はぁ…はぁ…尚子さん…早く…洗ってきて…」


何かあったら、それこそ…。


「えぇ…大丈夫よ…まだ、賢さんの匂い、感じてたいもん」


「そう言う問題じゃないだろ…風呂場使っていいから」


身体を起こして尚子を退けようとすると、腕を伸ばして首にしがみ付いた。


「ふふ~このまま、連れていって洗って~」


何だって!


でも、俺の言う通りにするとは思えないから訊くしかない。


「分かった…」


駅弁ルックで尚子を抱えて、風呂場に向かった。


ガラ…ガシャ…


風呂場に入り尚子を支えた腕を弛める。


「下ろすよ…」


「は~い」


ニュル…


尚子が足を着けると共に、縮んだムスコも抜け…
放出した液体が一緒に漏れ独特の臭いが広がった。


「シャワーお湯出すから…待ってて…」


温度を調整して、尚子に渡す。


「適当に使って」


風呂場を出ようとしたら


「賢さん…洗って…」


抱き付いてきた。

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