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『間違い』電話
第6章 『接近』
「賢~!寝てるかな…」


麻里の声が近付いてきた。


てか、寝室に行ったら尚子の服や下着が散乱している…靴とかもどうなってるんだ?


ドックン!ドックン!


身体中が心臓みたいに、脈が響く。


どうしたらいいのか、頭の中でグルグルと思考が渦巻いた。


「んぐ…ちょ…」


「あふ…まさ…る…んん…」


尚子は執拗に、舌を絡ませる。


「賢っ!お風呂~!?」


麻里の声が…風呂場の前で響いた。



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