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『間違い』電話
第7章 『誤想』
唇を噛んで、力一杯握り拳を作った。
解らなくなりそうだった…。
何でここまで言わなきゃならなくなってるのか…。
ベージュの封筒ってだけで…。
マイクロカードが入ってただけで…。
尚子である確証は無かったのに…
俺は、尚子だと決め付けた。
惨め過ぎて…冷静な判断が出来なくなる。
でも…麻里を傷付けたままには、どうしても出来ないんだ。
一頻り笑って尚子は
「賢さん……今…どんな…気持ち?」
「………別に…」
悔しい気持ちは解っているだろうに、敢えて聞く尚子の神経が解らない。
「ふふ…そう?私には…賢さんの気持ち…凄~く解るよ…」
「…どうゆう意味だ…」
お前のせいなのに…何が『解る』だよ!
睨み付けると、ニンマリ微笑み…
「賢さんも…きっと、私と同じ気持ちになるわ…」
そう言って…小指を噛んだ。
解らなくなりそうだった…。
何でここまで言わなきゃならなくなってるのか…。
ベージュの封筒ってだけで…。
マイクロカードが入ってただけで…。
尚子である確証は無かったのに…
俺は、尚子だと決め付けた。
惨め過ぎて…冷静な判断が出来なくなる。
でも…麻里を傷付けたままには、どうしても出来ないんだ。
一頻り笑って尚子は
「賢さん……今…どんな…気持ち?」
「………別に…」
悔しい気持ちは解っているだろうに、敢えて聞く尚子の神経が解らない。
「ふふ…そう?私には…賢さんの気持ち…凄~く解るよ…」
「…どうゆう意味だ…」
お前のせいなのに…何が『解る』だよ!
睨み付けると、ニンマリ微笑み…
「賢さんも…きっと、私と同じ気持ちになるわ…」
そう言って…小指を噛んだ。