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『間違い』電話
第7章 『誤想』
「宮沢…さなえさん」


「はい!宜しくお願いします~」


屈託無く笑っているが…麻里の秘密に関わり事を彼女は、知っているんだ…。


「この仕事…長いの?」


「いや~実はまだ半年くらいなんですけど、もうギブアップしかけてて~!」


少ししかめて、ぶっちゃけて話すのは、俺が麻里の彼氏と認識したからだろう。


「厳しい業界だよね」


「はい〜麻里先輩なんか10年近くも続けてて、本当に凄いと思います~」


「ははっ!麻里には、天職みたいだったのかもね…」


振らなくても、早々に麻里の話になってくれた。



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