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『間違い』電話
第9章 『調理』
玄関を開けると、尚子はまた


「ただいま~」


元気良く言って中に入った。


何だかそれが、笑えてきてしまう。


慣れた様に手を洗い、早速買って来た物を袋から出して冷蔵庫にしまう。


「今晩は、お魚にしようと思うの…」


ニコニコ楽しそうに、魚のパックを俺に見せる。


「あぁ…楽しみだな…」


当たり前の様に、笑顔で応えた。



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