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『間違い』電話
第10章 『標的』
2週間ほど経って…
尚子が一緒に行きたいと言っていた場所に、出掛ける事になった。
「え…ここら辺なの…来たかったの?」
「うん…どうしても気になるお店があってね…」
尚子と向かった場所は…俺の職場の最寄り駅…つまり、旦那の職場も近くにある。
「賢…おねだりしても…いいかな…」
袖を少し摘まみ、クイクイと引っ張ってきた。
「ん~いいけど…何?」
丁度、ブランドバッグとかが売ってる店の前を通る…。
ここまで来たら、車だって平気で買わされるかもな…。
麻里も出て行ったきりだけど、尚子は何を仕出かすか解らない…
それに、最近は一緒に居る事が、すっかり当たり前の感覚になっていた。
尚子が作る料理に…
触れ合う肌に…
俺の身体は、深く染まっていく…。
「ここよ…」
「ここ?」
ブランド品の店じゃなく、連れて来させられたのは…
『花屋』
だった。
「いらっしゃいませ…」
「すみませ~ん!この薔薇、10本下さい!」
「えっ…薔薇?」
尚子が一緒に行きたいと言っていた場所に、出掛ける事になった。
「え…ここら辺なの…来たかったの?」
「うん…どうしても気になるお店があってね…」
尚子と向かった場所は…俺の職場の最寄り駅…つまり、旦那の職場も近くにある。
「賢…おねだりしても…いいかな…」
袖を少し摘まみ、クイクイと引っ張ってきた。
「ん~いいけど…何?」
丁度、ブランドバッグとかが売ってる店の前を通る…。
ここまで来たら、車だって平気で買わされるかもな…。
麻里も出て行ったきりだけど、尚子は何を仕出かすか解らない…
それに、最近は一緒に居る事が、すっかり当たり前の感覚になっていた。
尚子が作る料理に…
触れ合う肌に…
俺の身体は、深く染まっていく…。
「ここよ…」
「ここ?」
ブランド品の店じゃなく、連れて来させられたのは…
『花屋』
だった。
「いらっしゃいませ…」
「すみませ~ん!この薔薇、10本下さい!」
「えっ…薔薇?」