この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
『間違い』電話
第11章 『誘導』
「宏実さん…ですよね…」


「は…い…」


「はぁ~」と、態とらしく溜め息を吐き…


「尚子さん…旦那さんの事でね…色々と悩んでて…可哀想なんですよ…」


「………」


宏実は俯いて、黙って聞いていた。


「宏実さん…少し…お茶しませんか?」


「え…私とですか?」


「はい…僕には君が悪い人には見えないんだ…良かったら話をしませんか…」


「あ……分かりました…」


断れる訳ないよな…。


宏実は…今にも泣きそうな顔をしていた。


「店が終わるのが…20時なんですが…」


「そうですか…では、少し先の東口のカフェに入ってますね…」


「分かりました…」


「これ…僕の連絡先です…」


名刺程度の紙に、携帯番号を書いて渡す。


宏実は両手で、受け取って


「有難う…ございます…」

小さく頭を下げた。


弱々しくて…儚げに見える…。


こんな女性が…人の旦那を…

と思ったりもするが、尚子だって最初は子どもみたいで、大人しく見えたしな…。


本当は…別の仮面が、あるのかもしれない…。

/611ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ