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『間違い』電話
第2章 『密会』
「それに…どうしました?」


「あ…こんな私の心配までして下さるし…」


恥ずかしそうに俯くと、ストレートの髪で隠れて、表情が見えなくなった。


「心配…」


ただの『興味』とは、言えやしない。


質問を続けていく


「僕は42歳なんだけど…女性に年齢聞くのは…失礼だよね」


徐々に言葉使いを変えていく。


「あ……いえ…40です…」


「えっ…40歳…」 


正直、驚いた…。


俺が目を見開いて、言葉を詰まらせていると


「オバサン…ですよね…」


「いや…若く見えたから…30代前半かと…」


それは本音だった…それくらい若いと言うか、幼くみえるんだ。


服装など色合いはシックだけど、所々リボンをモチーフにしているのが、多いせいもあった。


先入観は、持っちゃいけないな…。

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