この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
『間違い』電話
第12章 『遭遇』
「小林麻里さん…私どもの部署ですね…お知り合いですか?」
兼子は特に驚く様子もなく、淡々と答えた。
「はい…何本か契約の担当になって貰ってたんで…今頂いた名刺を拝見したら、小林さんとご一緒だった様なんで…」
「そうでしたか…それは凄い偶然ですね」
兼子は再度、俺の名刺を見直した。
「小林さん…元気ですか?」
「小林ですか…他の支社で元気に頑張ってますよ…何かお伝えする事があれば、連絡致しますが」
「他の支社へ…契約を見直したかったんですが…特に挨拶とかも頂けないんですね…」
「それは小林が失礼しました…急な転勤でしたので…引き継ぎもままならなかったもので…後日新たな担当と私とで伺わせて頂けませんか?」
ようやく微笑んだ兼子の顔は…
恐ろしく冷たく見えた…。
兼子は特に驚く様子もなく、淡々と答えた。
「はい…何本か契約の担当になって貰ってたんで…今頂いた名刺を拝見したら、小林さんとご一緒だった様なんで…」
「そうでしたか…それは凄い偶然ですね」
兼子は再度、俺の名刺を見直した。
「小林さん…元気ですか?」
「小林ですか…他の支社で元気に頑張ってますよ…何かお伝えする事があれば、連絡致しますが」
「他の支社へ…契約を見直したかったんですが…特に挨拶とかも頂けないんですね…」
「それは小林が失礼しました…急な転勤でしたので…引き継ぎもままならなかったもので…後日新たな担当と私とで伺わせて頂けませんか?」
ようやく微笑んだ兼子の顔は…
恐ろしく冷たく見えた…。