この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
『間違い』電話
第12章 『遭遇』
「まさか…な…」
ガタガタ…ゴトン…
椅子を元に戻しているのか、重苦しい音がする。
やっと終わりか…結局顔は見えないじゃないか…
『片付いたか…もう出るぞ』
『ちょっと待ってよ!ふふ…今月も…契約の件宜しくね…』
『分かった…社内では余り大きい声で話すなよ…』
え…?契約の件って?
仕事の話はしょっちゅうしていたけど…
正直、会社のシステムとか…給料体制とか…
お互い詳しくは伝えてなかった。
あぁ…それとも…
俺はどこかで…
一方的に話してる麻里の声を聞き流していたのかもしれない…。
いつもと同じ話だろって…。
ガタガタ…ゴトン…
椅子を元に戻しているのか、重苦しい音がする。
やっと終わりか…結局顔は見えないじゃないか…
『片付いたか…もう出るぞ』
『ちょっと待ってよ!ふふ…今月も…契約の件宜しくね…』
『分かった…社内では余り大きい声で話すなよ…』
え…?契約の件って?
仕事の話はしょっちゅうしていたけど…
正直、会社のシステムとか…給料体制とか…
お互い詳しくは伝えてなかった。
あぁ…それとも…
俺はどこかで…
一方的に話してる麻里の声を聞き流していたのかもしれない…。
いつもと同じ話だろって…。