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第12章 『遭遇』

俺の知ってる麻里は…確かに世話好きだけども…
こういう事を傅いてやる性格じゃない。


それほどこの男に、惚れているのか？


隠していた性癖か？


でも麻里は、して欲しい事も嫌な事も、ハッキリと言っていた。


それか…


出世したいのか…？


いや…麻里のキャリアなら、実力で出世出来るだろう。


俺には無くて…


こいつにある物…。


権力…？

金…？




家庭…？