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『間違い』電話
第3章 『越度』
愕然とした…。
何で…こうなったんだ?
頭の中で、一気に今での出来事を整理しだす。
「尚子さん…どうしたの…落ち着こうよ…」
「だって……あの人ばかり…狡い…私…20年間…家族の為に…頑張ったのに…」
やっぱり、腹立だしさからの当て付けか…。
これ以上、感情的にならない様にさせないと。
「解った…そうだよね…尚子さん、20年間…家族の為だけに頑張ったのに…」
「そうよ…姑の愚痴だって…我慢したの…」
尚子の目は、また虚ろになっていた。