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『間違い』電話
第14章 『魔性』

お絞りで手を拭いている宏実はなんだか楽しそうだ。
「居酒屋…好き?」
「そうですね…仕事の後の一息って感じが好きなのかも…」
「ふ〜ん…取り敢えず…ビールでいいのかな?」
「でも、一杯だけならカシスグレープにしておきます」
一応…一杯だけっていうのは本当なんだ…。
「了解…俺は生中で…」
コールボタンを押すと間もなく店員がやって来て、ついでに食べ物も適当に数品頼んだ。
「お腹空いたろ?」
「ええ…正直…」
ここでやっと、お互い普通に笑い合えた。
「居酒屋…好き?」
「そうですね…仕事の後の一息って感じが好きなのかも…」
「ふ〜ん…取り敢えず…ビールでいいのかな?」
「でも、一杯だけならカシスグレープにしておきます」
一応…一杯だけっていうのは本当なんだ…。
「了解…俺は生中で…」
コールボタンを押すと間もなく店員がやって来て、ついでに食べ物も適当に数品頼んだ。
「お腹空いたろ?」
「ええ…正直…」
ここでやっと、お互い普通に笑い合えた。

