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『間違い』電話
第14章 『魔性』

「その名刺…今持ってる?」
「はい…」
宏実は財布を取り出し中から名刺を出して、俺に渡す。
「有難う…」
名刺を見るのに、一瞬躊躇ったが…
現実を受け止めないと…。
「その人が。兼子の不倫相手だと思います…」
「確証は?」
「病院から戻って…兼子の物を調べたんです…保険契約とか…私は兼子が何を掛けているか知らなくて…」
「あぁ…」
「実は…私の身内が兼子と同じ職場で、役員をしてて…事情を説明して調べて貰ったんです…」
役員か…それで兼子も出世しやすかった訳だ。
「はい…」
宏実は財布を取り出し中から名刺を出して、俺に渡す。
「有難う…」
名刺を見るのに、一瞬躊躇ったが…
現実を受け止めないと…。
「その人が。兼子の不倫相手だと思います…」
「確証は?」
「病院から戻って…兼子の物を調べたんです…保険契約とか…私は兼子が何を掛けているか知らなくて…」
「あぁ…」
「実は…私の身内が兼子と同じ職場で、役員をしてて…事情を説明して調べて貰ったんです…」
役員か…それで兼子も出世しやすかった訳だ。

