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『間違い』電話
第15章 『連鎖』
「なっ…止めろよ!動けないのに何するんだよ!」
「黙りなさい!この役立たず!この女に好き勝手させて、何してるのよ!」
宏実は興奮し過ぎて、聞く耳を持てる状況じゃない。
更に麻里の上に手を置いて、身体を揺さぶりだした。
「寝たふりしてんじゃない!起きなさい!返しなさいよ!」
俺は急いでナースコールを押して、宏実を力の限り抱き締める。
「宏実!止めろ!麻里だって死にそうなんだよ!」
そう言っても宏実は全く怯む事なく
「こんな女死ねばいい!私の保険金どこにやったのよぉぉぉっ」
喉の奥から絞り出す様に、悲痛な声で叫んだ。
「黙りなさい!この役立たず!この女に好き勝手させて、何してるのよ!」
宏実は興奮し過ぎて、聞く耳を持てる状況じゃない。
更に麻里の上に手を置いて、身体を揺さぶりだした。
「寝たふりしてんじゃない!起きなさい!返しなさいよ!」
俺は急いでナースコールを押して、宏実を力の限り抱き締める。
「宏実!止めろ!麻里だって死にそうなんだよ!」
そう言っても宏実は全く怯む事なく
「こんな女死ねばいい!私の保険金どこにやったのよぉぉぉっ」
喉の奥から絞り出す様に、悲痛な声で叫んだ。