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第16章 『報復』

グチ…グチュ…ヌチャ…


ゆっくりと動かす腰の動きと共に、卑猥な音が股座から零れる。


「あぁ…あ…んぁあぁ……ひゃっ！」


尚子は頭を左右に振って身体が疼くままに喘ぎ続け、開かれたままの口元は溢れ出す涎を垂れ流し、枕元にシミを広げていた。


「んがぁ…あぁぁぁ…」


ポルチオ責めに白目を剥き出しながらも、壺を掻き回す太いマドラーに吸い付く様に肉壁がグイグイ押し寄せてくる。


「ん……あぁ…」


キツイ締め付けに恍惚感が波紋を広げ、背中を少し仰け反らす。


そろそろ俺もイこうかな…。


尚子の片脚を肩に掛け、ラストスパートの体勢を作ると


「あ…ぁ…まさ…るぅ…」


現な声で尚子は俺の名前を呼んで、手を天井に伸ばした。

その姿に、なんだか笑いが込み上がる。


「尚子…一緒に…逝くか…」


「一緒…賢と…一緒なら…いいよ…」


尚子は朦朧と呟いて、伸ばした手をポタッと背中に落としてしがみ付いてきた。


胸の奥が、キュッと締め付けられる感覚になる。


結局…最後に腕の中に残ったのは…



尚子なんだな…。