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『間違い』電話
第5章 『侵襲』
急ぎ足で会社を出る。


「賢さん、待って~!」


パタパタと小走りで、尚子は追っ掛けて来た。 


公園まで振り返らずに、突き進んだ。


「はぁ…はぁ…賢さん…速いよ…」


煩いな!お前が、泣いたからだろ!


「ここで、食べるよ…」


「うん!外でお弁当なんて久し振り!」


ベンチに腰掛けて、尚子は嬉しそうに弁当を広げた。


「お味噌汁もあるんだ!」


保温容器の蓋を開けると、湯気が立ち上がった。


何でそこまでするんだ…。


「はい!賢さん!お手拭きどうぞ!」


「有難う…」


弁当のおかずは…何種類も入っていて、色とりどりだった。


「お弁当、久々に作って楽しかった~!」


無邪気に笑う尚子を眺めながら、卵焼きを食べた。


「うん…旨いよ…」


素朴だけど…家庭の味。


「本当!ふふ…ちょっと甘めにしちゃたけど!」


「甘めで…大丈夫…」


「良かった~!」


笑顔で、味噌汁を差し出された。


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