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『間違い』電話
第5章 『侵襲』
最初で最後の記念…。
そんな理由でも、簡単に撮影なんかしないだろ…普通…。
尚子は…『普通』じゃない…。
「あのさ…それが旦那に見られたら、不味いのは尚子さんの方じゃない」
「う~ん…見られないから大丈夫よ!パス掛けておくし」
今度は、自信ありげに笑っている。
秒単位で変わる尚子の気性…。
正直、理解出来ないし、付いていけない。
「とにかく…その映像は消してくれないか…」
そう言うと尚子は凄い悲しそうな顔をした。
「賢さん…嫌なの…」
当たり前だろ!
「あぁ…ごめん…それだけは頼むから…」
頭を下げて懇願した。
「そう…そんなに嫌なら…消すね…」
「あ…有難う!助かるよ!」
「うん…大丈夫よ…」
尚子は目の前で、映像を消去していた。
はぁ…助かった…。
額の冷や汗を拭おうとした時…
そんな理由でも、簡単に撮影なんかしないだろ…普通…。
尚子は…『普通』じゃない…。
「あのさ…それが旦那に見られたら、不味いのは尚子さんの方じゃない」
「う~ん…見られないから大丈夫よ!パス掛けておくし」
今度は、自信ありげに笑っている。
秒単位で変わる尚子の気性…。
正直、理解出来ないし、付いていけない。
「とにかく…その映像は消してくれないか…」
そう言うと尚子は凄い悲しそうな顔をした。
「賢さん…嫌なの…」
当たり前だろ!
「あぁ…ごめん…それだけは頼むから…」
頭を下げて懇願した。
「そう…そんなに嫌なら…消すね…」
「あ…有難う!助かるよ!」
「うん…大丈夫よ…」
尚子は目の前で、映像を消去していた。
はぁ…助かった…。
額の冷や汗を拭おうとした時…