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SAKURA(さくら)
第6章 八重桜 2 美卯
4
「あ……ん……ま、またぁぁ…………」
わたしは彼に抱かれ…
何度目か分からない位の絶頂を迎え…
「………ん……ぁぁ…………」
それは、慶太では感じられない、正に、大人の愛といえ…
「…………………」
快感の海へと、沈んでいく――
「美卯……」
彼の腕の中で微睡む、わたしを優しく抱きしめ…
「かわいいよ…」
わたしの頬を撫でてくる…
「…………」
わたしは、そんな彼をジッと見つめ…
撫でてくる手に触れ…
「…………」
その左手指を掴み…
「…………」
薬指の指輪に、触れていく。
「あ………」
すると彼は、逸れずに見つめ…
「…………」
「うん…」
呟き…
「………」
自ら、指輪を外した――
「………」
「もう…いらない……かな……」
逸れずに、呟き…
「………」
コト…
サイドテーブルの上に置く。
「外して……いいかな……」
「え…あ………」
わたしも…
逸れずに…
見つめ返す――
「もう…しない………」
「あ…あな……た………」
わたしは、彼に、唇を寄せていく――
もう、戻らない…
一緒に、進むだけだ…
そして、わたしの『サクラ』の香りに、包み込むだけ――
ふと、窓を見ると…
春暁に…
夜空が、紫色に染まっていた。
季節は、『弥生』から…
『卯月』へと、移ろっていく――
「あ……ん……ま、またぁぁ…………」
わたしは彼に抱かれ…
何度目か分からない位の絶頂を迎え…
「………ん……ぁぁ…………」
それは、慶太では感じられない、正に、大人の愛といえ…
「…………………」
快感の海へと、沈んでいく――
「美卯……」
彼の腕の中で微睡む、わたしを優しく抱きしめ…
「かわいいよ…」
わたしの頬を撫でてくる…
「…………」
わたしは、そんな彼をジッと見つめ…
撫でてくる手に触れ…
「…………」
その左手指を掴み…
「…………」
薬指の指輪に、触れていく。
「あ………」
すると彼は、逸れずに見つめ…
「…………」
「うん…」
呟き…
「………」
自ら、指輪を外した――
「………」
「もう…いらない……かな……」
逸れずに、呟き…
「………」
コト…
サイドテーブルの上に置く。
「外して……いいかな……」
「え…あ………」
わたしも…
逸れずに…
見つめ返す――
「もう…しない………」
「あ…あな……た………」
わたしは、彼に、唇を寄せていく――
もう、戻らない…
一緒に、進むだけだ…
そして、わたしの『サクラ』の香りに、包み込むだけ――
ふと、窓を見ると…
春暁に…
夜空が、紫色に染まっていた。
季節は、『弥生』から…
『卯月』へと、移ろっていく――

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