この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • 小
  • 中
  • 大
  • テキストサイズ
シアター"名画座"で逢いましょう
第6章 両刀使いの男

ガチムチの男は、こういった現場を見てしまっては、見て見ぬふりが出来ない性分だった。

「ほら、あんた、立てるかい?」

男は佳純の腕を取って無理やり体を起こした。
ほんの数十分ほどトイレの床に寝転がっていただけなのに、タイルというやつはとことん体温を奪ってしまうらしい。

溺死体を水から引き上げた経験などなかったが、おそらく水死体を引き上げたらこんな風に体が冷たいのだろうなと想像するくらい佳純の体は冷たくなっていた。

「マジであんたヤバいぞ」

ガチムチの男は自分のスカジャンを脱いで佳純に羽織らせた。

「このままにしておけないよな…」

ガチムチの男は「どっこいせ!」と100kgのバーベルを担ぎ上げる自慢の筋肉で佳純を抱き上げた。

あまり厄介事に首を突っ込みたくないんだがな…
そう思いながらも、佳純を放っておくわけにも行かず、佳純をお姫様抱っこしながらノシノシとロビーに向かった。

巨漢の男が可憐な女性を抱いてこちらに向かってくるので、売店のおばさんは目を丸くして驚いた。

「どうしたんだい!急病なの?」

救急車を呼びましょうか?と男に言うと「いや、そこまでは必要ないと思う…それよりも従業員の休憩室はないのかい?そこで休ませて、熱い湯で絞ったタオルで体を温めてやりたいんだがな」と売店のおばさんに尋ねた。

「そんな部屋あるわけないだろ?従業員には優しくない劇場だからね…あら、その女の人、震えているじゃないの」

「そうなんだ、だから暖めてやらないと…」

「それなら、隣のホテルに連れていってあげなさいよ
しっかりと熱いシャワーとお風呂で体を暖めてあげるといいわ」

売店のおばさんにしても、なるべく厄介な事で騒ぎ立てられるのも悪い風評が立つので、さっさと劇場から遠のいてもらいたかった。
/202ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ