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兄と幼なじみといとこに愛されて
第1章 それぞれのファーストキス
その夜、私はいつまでたっても眠れなかった。
壁時計は午前一時。秒針の音がやけに耳につく。
銀河が夜空に煌めいているだろう。カーテンに滲む月明かりも眩しかった。
兄とキスしていた詩織のうっとりとした顔が忘れられない。
夢だ!あれは夢だったのだ!!
私は布団を被って目を閉じ、夢の中に入ろうとした。
だけど、どうしても眠れない。ようやく寝付いたら、高いところから落ちる感覚にハッと夢から引き戻されてしまう。
「雪、起きてるか?」
寝室の外で兄の声がした。
よりによって、こんな時に……今兄と話したくないのに。
寝たフリをしてやり過ごそう。
ドアがカチャッと開いた。天井灯がついて明るくなった。
「寝ちまったのか?ココアあっためてきてやったのに」
私の目がぱっちりと開いた。布団から顔を出す。
端麗な面差しと東洋人離れした体つき。兄が湯気のたつマグカップを盆に乗せて立っている。
「やっぱり寝てなかったな。熱いの持ってきてやったぞ」
私が起き上がってマグカップを受け取ると、兄はベッドの端に座った。
「さっきの、見てたろ?」
「え……」
「俺と詩織がキスしたことだよ。見てたんだろ?」
「……ええ」
壁時計は午前一時。秒針の音がやけに耳につく。
銀河が夜空に煌めいているだろう。カーテンに滲む月明かりも眩しかった。
兄とキスしていた詩織のうっとりとした顔が忘れられない。
夢だ!あれは夢だったのだ!!
私は布団を被って目を閉じ、夢の中に入ろうとした。
だけど、どうしても眠れない。ようやく寝付いたら、高いところから落ちる感覚にハッと夢から引き戻されてしまう。
「雪、起きてるか?」
寝室の外で兄の声がした。
よりによって、こんな時に……今兄と話したくないのに。
寝たフリをしてやり過ごそう。
ドアがカチャッと開いた。天井灯がついて明るくなった。
「寝ちまったのか?ココアあっためてきてやったのに」
私の目がぱっちりと開いた。布団から顔を出す。
端麗な面差しと東洋人離れした体つき。兄が湯気のたつマグカップを盆に乗せて立っている。
「やっぱり寝てなかったな。熱いの持ってきてやったぞ」
私が起き上がってマグカップを受け取ると、兄はベッドの端に座った。
「さっきの、見てたろ?」
「え……」
「俺と詩織がキスしたことだよ。見てたんだろ?」
「……ええ」

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