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聖母-愛と犠牲の果て-
第1章 序章①
鴫原(しぎはら)澪は、洗面所の鏡に映る己の姿を凝視し、逃れようのない運命に身を震わせていた。29歳。艶やかな黒髪は重く肩に流れ、しなやかな曲線を描く肢体は、出産を経てなお、スリムでありながら肉感的なメリハリを湛えた完璧なプロポーションを保っている。人妻としての落ち着きと、母親となったことで増した慈愛。服の上からでもはっきりと伝わる肉体の瑞々しさは、見る者の下劣な征服欲を激しく煽る。しかし、その瞳は今、底知れぬ恐怖に濁っていた。
「……ママ、おなかすいた」
リビングから、4歳になる娘・紬(つむぎ)の無垢な声が響く。澪は咄嗟に表情を繕い、「すぐに行くから待っててね」と震える声を絞り出した。彼女が命に代えても守ろうとしているのは、この愛おしい宝物と、夫である鴫原雄一だ。
夫の雄一は31歳。かつては有能な会社員だったが、一念発起して起業したIT事業の失敗がすべてを狂わせた。多額の負債を抱え、理想に燃えていた面影は今やどこにもない。痩せ細り、神経質な指先を常に震わせる彼は、かつての部下や取引先にまで頭を下げる日々を経て、心身ともに摩耗しきっていた。
そんな、崩壊寸前の家庭の前に、絶対的な支配者として君臨したのが鬼頭 楼座(きとう ろうざ)だった。48歳。鍛え上げられた筋肉質の体躯と、すべてを射抜くような鋭い眼光。冷酷な闇金融の顔役である彼は、実は裏でAV制作から違法風俗まで、性産業全般を牛耳る「闇の帝王」という顔を持っていた。
鬼頭は、起業失敗のケツ持ちとして現れた際、怯える雄一の傍らで娘を抱きしめていた澪に、剥き出しの情欲をぶつけていた。清楚な装いの下に隠された、驚くほど豊潤な肉体。そして何より、絶望の中でも子供を守ろうとする強固な母性。その美しさに、初めて会った時から「この聖女のような女を、俺の情欲をぶつけるためだけの肉人形として飼い慣らし、その身も心も汚し尽くしてやりたい」という卑猥な執着を抱き、彼女を我が物にする機会を虎視眈々と狙っていたのだ。
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