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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第106章 裏切りの重奏
それを見て、澪は時雨崎の優しさや配慮をまた感じてしまう。自分が避妊リングを付けていると言ったにもかかわらず、万が一を考えて自分の身体を第一に守ろうとしてくれた。なんといい子なのだろうと、胸の奥が温かい感情で満たされていく。
「ふふ、律弥くん……。着けなくても良かったのに」
澪が少し照れたように微笑みながら声をかけると、時雨崎は顔を赤らめ、少しきまずそうに視線を彷徨わせながら答えた。
「でも、やっぱり……もしものことがあったら困りますし、澪さんに負担をかけたくなかったですから……」
不器用ながらも、真っ直ぐに自分を思い遣ってくれるその言葉が嬉しかった。
「ありがとう、律弥くん」
澪はそっと手を伸ばして彼の頬を包み込むと、自分から唇を重ねた。お互いの口内に残る朝の熱を確かめ合うような、熱のこもる口づけを何度も交わす。
ふと枕元の時計に目をやると、時刻はすでに九時を過ぎていた。
「あ、もうこんな時間ですね」
時雨崎は名残惜しそうに唇を離すと、お腹の虫が鳴りそうなのを誤魔化すように、はにかんだ笑顔を見せた。
「澪さん、お腹空きませんか? もし良かったら、一緒に朝食に行きましょう」
「ええ、そうね。行きましょうか」
澪も優しく頷いた。二人はベッドから這い出ると、散らばっていた服をそれぞれ身に纏い、身支度を整えた。そして、どこか照れくさそうな距離感を保ちながら、朝食を食べるためにホテルのレストランへと静かに向かうのだった。
「ふふ、律弥くん……。着けなくても良かったのに」
澪が少し照れたように微笑みながら声をかけると、時雨崎は顔を赤らめ、少しきまずそうに視線を彷徨わせながら答えた。
「でも、やっぱり……もしものことがあったら困りますし、澪さんに負担をかけたくなかったですから……」
不器用ながらも、真っ直ぐに自分を思い遣ってくれるその言葉が嬉しかった。
「ありがとう、律弥くん」
澪はそっと手を伸ばして彼の頬を包み込むと、自分から唇を重ねた。お互いの口内に残る朝の熱を確かめ合うような、熱のこもる口づけを何度も交わす。
ふと枕元の時計に目をやると、時刻はすでに九時を過ぎていた。
「あ、もうこんな時間ですね」
時雨崎は名残惜しそうに唇を離すと、お腹の虫が鳴りそうなのを誤魔化すように、はにかんだ笑顔を見せた。
「澪さん、お腹空きませんか? もし良かったら、一緒に朝食に行きましょう」
「ええ、そうね。行きましょうか」
澪も優しく頷いた。二人はベッドから這い出ると、散らばっていた服をそれぞれ身に纏い、身支度を整えた。そして、どこか照れくさそうな距離感を保ちながら、朝食を食べるためにホテルのレストランへと静かに向かうのだった。

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