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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第112章 消えゆく抗い、非情の中出し宣告
真壁がようやく手を離し、満足げにスラックスを整える横で、澪はぐったりと助手席のシートに身を預けた。口の端から溢れそうになる不快な液体を手の甲で拭ったものの、車の中では当然、口をゆすぐことなどできない。喉の奥から発せられる独特の生臭さと、まとわりつくような不快な粘り気に、澪はただ必死に吐き気を堪えるしかなかった。
「さあ、買い物に行こうか」
何事もなかったかのように真壁に促され、澪は重い身体を引きずるようにして車外へ出た。モールの中へ同行させられると、澪はすぐにかすれた声で切り出した。
「真壁さん……少し、化粧室へ行かせてください」
「ああ、いいよ。ここで待っているから、早く戻っておいで」
真壁の許可を得るや否や、澪は早足で近くの化粧室へと駆け込んだ。個室に入る間もなく洗面台へ向かうと、蛇口をひねり、両手で水をすくって何度も、何度も口をゆすいだ。冷たい水が喉の奥の不快感を幾分か洗い流してくれるまで、澪は一心不乱にうがいを繰り返した。
鏡に映った自分の顔は、青ざめて生気が失われている。激しいキスと先ほどのフェラチオによって、あんなに綺麗に引いていたピンクのルージュはすっかり完全に剥がれ落ちてしまっていた。
澪はバッグからリップを取り出し、震える手で再びピンクのルージュを唇に引き直した。それは、これから始まる3日間の間、真壁の所有物として彼の好む姿でいなければならないという、逃れられない義務感のようなものからだった。そうして外見を整えることで、なんとか外を歩けるだけの体裁を保とうと、自分に鞭を打つようにルージュを引いていく。
化粧室を出て真壁と合流すると、二人はカートを押して広大なショッピングモールの中を回り始めた。
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