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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第22章 愛がゆえに偽る懇願
雄一は、二人の間でどのような非道な脅迫が行われたかも知らず、ただ呆然とカメラを構えたまま立ち尽くしていた。鬼頭の囁きを受けた後の澪の表情が、ただの羞恥ではなく、魂の奥底が凍りつくような「真実の絶望」に染まっていくのを見て、彼の胸には言いようのない不安が広がっていく。
(何を……何を囁かれたんだ、澪? 鬼頭のいやらしい言葉に、君の心まで壊されてしまったのか……?)
澪は、カメラのレンズの向こう側にいる雄一を見つめた。ごめんなさい、と心の中で幾度も叫びながら、彼女は自らの誇りと、雄一との思い出に満ちた過去の自分を、完全に殺す覚悟を決める。
「……う、うしろから……っ……」
微かな、消え入りそうな声。鬼頭は秘部を弄る手を止めず、今度は雄一にも聞こえるような、どこかとぼけた軽い調子で聞き返した。
「ん? なんだ? 澪、何か言ったか? 声が小さくて、何て言ってんのか全然分からねぇよ」
鬼頭の言葉は、あたかも澪が自らの意思で、昂る情欲に耐えかねて何かを語り始めようとしているかのような、底意地の悪い「舞台」を完璧に整えていた。雄一は、その言葉に促されるように、心臓の鼓動を早めながらファインダーを覗き込む。
澪は顔をくしゃくしゃに歪ませ、逃げ場のない地獄の底で、ついに魂を切り裂くような最悪の言葉を吐き出した。
「……っ、う、うしろから……澪を……犯してください……っ! 鬼頭さん、お願いします……っ! 澪のナカを……めちゃくちゃに、して……っ! ああぁぁぁ……っ!!」
その瞬間、シャッターを切る雄一の指が、凍りついたように止まった。
耳を疑うような、妻の「懇願」。それは、これまで鬼頭に無理やり「させられていた」奉仕とは次元の違う、彼女が自ら一線を越え、快楽の奴隷になったかのような、生々しい熱を帯びて響いた。
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