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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第31章 壁越しの虜化
鬼頭が放った「遠慮なくできる『契約』」という言葉の重みが、静まり返った座敷に冷たく響き渡った。
鬼頭は、手枷と目隠しを外されたばかりで茫然としている雄一を冷徹に見下ろすと、その背中を乱暴に押した。
「雄一。お前はもう隣の部屋へ行け。澪が、お前がそばにいると集中できなくて気持ちよくないと言っているんだ。……正直、お前の泣き言を聞きながらでは、俺も興が削がれる」
「……っ、そんな……! 澪、本当に……っ、本当にお前がそんなことを言ったのか!?」
雄一は必死に妻へ視線を送った。しかし、夜具の上に横たわる澪は、頬を紅潮させ、乱れた浴衣の隙間から鬼頭の唾液で濡れた肌を晒したまま、微かに潤んだ瞳で虚空を見つめていた。その表情には、夫への申し訳なさよりも、先ほどの中途半端な情事で火をつけられた身体の疼きを持て余しているような、抗いようのない情欲が漂っている。
「さあ、行け」
鬼頭に突き飛ばされるようにして、雄一は一人、隣の部屋へと押し入れられた。襖がピシャリと閉められ、境界が引かれる。
一人隣の部屋に押し入れられた雄一は、屈辱と敗北感、そして自分にはどうすることもできない妻の肉体の変化に対するどす黒い嫉妬が混ざり合い、身を焦がすような思いで壁へと這い寄った。膝をつき、縋り付くように耳を冷たい壁面に押し当てる。
壁の向こうでは、まだ静寂が支配している。昨夜、目の前で見せつけられた睦み合い、その後に壁越しに聞こえてきた生々しい音、そして今日の午前中に響き渡った、あの壊れたような凄まじいまぐわい。それらが断片的な映像となって脳裏を駆け巡り、雄一の焦燥を限界まで高めていく。
鬼頭は、手枷と目隠しを外されたばかりで茫然としている雄一を冷徹に見下ろすと、その背中を乱暴に押した。
「雄一。お前はもう隣の部屋へ行け。澪が、お前がそばにいると集中できなくて気持ちよくないと言っているんだ。……正直、お前の泣き言を聞きながらでは、俺も興が削がれる」
「……っ、そんな……! 澪、本当に……っ、本当にお前がそんなことを言ったのか!?」
雄一は必死に妻へ視線を送った。しかし、夜具の上に横たわる澪は、頬を紅潮させ、乱れた浴衣の隙間から鬼頭の唾液で濡れた肌を晒したまま、微かに潤んだ瞳で虚空を見つめていた。その表情には、夫への申し訳なさよりも、先ほどの中途半端な情事で火をつけられた身体の疼きを持て余しているような、抗いようのない情欲が漂っている。
「さあ、行け」
鬼頭に突き飛ばされるようにして、雄一は一人、隣の部屋へと押し入れられた。襖がピシャリと閉められ、境界が引かれる。
一人隣の部屋に押し入れられた雄一は、屈辱と敗北感、そして自分にはどうすることもできない妻の肉体の変化に対するどす黒い嫉妬が混ざり合い、身を焦がすような思いで壁へと這い寄った。膝をつき、縋り付くように耳を冷たい壁面に押し当てる。
壁の向こうでは、まだ静寂が支配している。昨夜、目の前で見せつけられた睦み合い、その後に壁越しに聞こえてきた生々しい音、そして今日の午前中に響き渡った、あの壊れたような凄まじいまぐわい。それらが断片的な映像となって脳裏を駆け巡り、雄一の焦燥を限界まで高めていく。

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