この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第35章 遠い密室で堕ちる
しかし、鬼頭の指先がブラウスのボタンにかかり、冷たい夜気が肌に触れた瞬間、澪の脳裏に鋭い痛みが走った。ふいに、今この瞬間も自分を信じて待っている雄一の、穏やかな笑顔が鮮明に思い出されたのだ。
「……っ、鬼頭さん、待って……やめてください……っ!」
一度は沈みかけた意識が、恐怖と罪悪感によって急速に覚醒する。澪は必死に身をよじり、はだけていく胸元を両手で固く押さえ込んだ。
「今日は、仕事の話だけだって……そう言ったじゃないですか……!」
かつて料亭で初めて鬼頭に犯された夜、雄一はすぐそばにいた。襖一枚隔てた隣室、あるいはレンズの向こう側。あの時、汚辱に塗れながらも澪がどこかで救われていたのは、夫の気配がそこにあるという奇妙な「安心感」だった。
だが、今夜は違う。ここは雄一から遠く離れたホテルの密室だ。外界の音を遮断した静寂の中に、夫の体温など微塵もない。今この時も、雄一は紬を寝かしつけた後、時計の針を見つめながら、帰らない妻を案じてじりじりとした焦燥に焼かれているはずだ。そう思うだけで、澪の胸は潰れそうなほどの絶望に支配された。
「嫌だ……こんなこと、雄一さんに顔向けできない……っ! あの時とは違う……今は、私を待ってる人がいるんです。お願い、離して……!」
澪は必死に腕を振り払おうとしたが、鬼頭は彼女の細い両手首を掴むと、それを彼女の背中側へと回し、片手で強引に拘束した。逃げ場を失い、ソファの上で突き出されるような形になった澪の胸元に、鬼頭の熱い吐息が吹きかかる。
「離さないと言ったはずだ。……澪、君がどれほど夫を愛していても、この体はすでに俺のものだ。俺をこれほどまでに狂わせ、虜にしている自覚を持て」
鬼頭は空いた手で、抵抗する澪の背中に滑り込ませ、ブラジャーのホックを無慈悲に外した。 「あ……っ、だめっ、本当にだめなの……っ!」 澪の悲痛な叫びも虚しく、純白のレースが滑り落ち、豊かな膨らみが夜の空気に放り出される。
/394ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ