この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第37章 人妻開脚商談
午後、鬼頭のデスクに置かれた直通電話が鳴った。
「はい、鬼頭です。……ええ、神楽坂さん。先日はどうも」
相手は不動産界の大物、神楽坂宗厳だった。鬼頭は落ち着いた、それでいて敬意を払った態度で言葉を交わしていく。
「水曜の午後ですね。はい、具体的な話を詰めましょう。もちろんです、今回の専任担当である鴫原も同行させます。……ええ、承知いたしました。失礼します」
電話を切った鬼頭は、深く椅子に身を預け、澪を静かに手招きした。澪がデスクのそばへ歩み寄ると、彼は周囲に聞こえないよう、極めて小さな、押し殺したような声で話し始めた。
「鴫原君。神楽坂さんから、水曜午後に打ち合わせの指定があった。君も同行してもらうことになった」
「はい。専任として、必要な資料はすべて揃えておきます」
澪はプロフェッショナルとして淀みなく応じた。神楽坂が自分に抱いている個人的な関心や、あの視線の意味は百も承知だ。場所が相手のオフィスである以上、表向きは正当な商談だが、その裏にある意図を無視することはできない。
鬼頭は一度視線を落とし、苦渋を滲ませるように眉間に皺を寄せた。そして、さらに声を潜めて続けた。
「……神楽坂さんは、先日の君のプレゼンにいたく舌を巻いたと言っていた。そして、君が女性としても非常に魅力的であることも、よく分かったと。水曜の商談でも、その『魅力』を期待している、と言い添えてきた」
鬼頭の手が、机の上で硬く握りしめられる。そこには、他ならぬ自分の「愛人」である澪を、交渉のために他人の前に晒さねばならないことへの、言いようのない不快感と葛藤が滲んでいた。
「……君を、他の男の前に差し出すのは、本音を言えば不本意だ。だが、神楽坂さんを満足させられなければ、夫君の借金の件もこれ以上は守りきれなくなるかもしれない。……頼む、鴫原君」
その囁きは、澪にとって逃れられない宣告だった。鬼頭にとって、澪を供することは決して本意ではない。他に手段がないからこその苦渋の選択であり、そこには彼女に対する申し訳なさが確かに存在していた。
神楽坂という巨大な存在が自分を求めている。週末に夫と確かめ合った愛の余韻を心の奥底に秘め、澪は迫りくる水曜日の午後に向けて、再び深い淵へと足を踏み出そうとしていた。
/394ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ